自律神経失調症の不調を6ヶ月で克服した鍼灸症例 福岡市 30代 女性
細い弱弱しい声で恐々と「自律神経よくなりますか?」とお電話をいただいてから、約24週をかけて不調が軽減していった鍼灸症例です。
最初のお電話の声が嘘のように、次のようなご感想をお寄せいただきました。
患者様のお喜びの声
針で自律神経失調症よくなりそう 福岡市 30代 女性
長かった嫌な生活にも終わりが見えたきたかも!?
先生の針を受けて、いろんな痛い症状が消えてきてる。頭痛とか、寒気とか、足のつるやつとか、生理痛とか、イライラするやつとか、だるさとか、いろいろ。頑張って通ったかいがあった。
先生優しいから、いつも話を聞いてくれてる。ふーん、ふーんって。おかげで少し自信がついた!針はいいね☆
あんどむの中はけっこー広くてゆったりできる。次の時間までは患者さんいないからお茶出してくれるし、先生男の人なのにいっつもきれいにしてるし、話面白い!!きちんとゆっくり丁寧によくして欲しい人オススメです!
鍼灸治療の経過
カウンセリング
初めてのときには、まずゆっくりお話をお伺いしました。
この方の場合、 頭痛、冷え性、足のつり、生理痛、生理前のイライラ、体のだるさ、朝起きられない、不安感、耳鳴りなどのつらい症状がありました。
「つらい症状は約1年ほど前から現れるようになった」
「母が若くして病気で亡くなり、1周忌が終わった直後くらいから症状が現れてきた。」
「特に生理前後はつらく、仕事に行くことができない。」
なんとか症状を良くしたいと初めての鍼灸治療に勇気を出してご来院いただきました。
今一番叶えたいことは何ですか?とご質問させていただくと、「なんとか元気になって、職場のみんなに迷惑をかけないようにしたい!」とのお返事でした。
そのお気持ちに応えるため、カウンセリングとご説明で今のお身体の状況と鍼、お灸についてご理解いただき、鍼灸治療を行いました。
第1回目
当鍼灸院あんどむの鍼灸施術の特徴は、全身施術と局所施術の両方を行うことにあります。
局所施術では、今もっともつらい症状を緩和することを目指します。
全身施術では、病状の根本に潜む原因を探り、根本から施術を行い、自律神経のバランスを整え、自然治ゆ力を高め、自己免疫力を高め、二度とつらい症状が現れないようなお体づくりを目指します。
まず全身施術を行います。
この方の場合、体の「冷え」が特に顕著で自律神経の乱れの大きな一要素と考えられました。
また、生理前後の症状悪化が顕著であること、もともと生理痛、生理不順をお持ちのようで生理前症候群(PMS)の施術も必要となりました。
鍼施術は、まず最初に脈をみます。脈の変動によって体の状態を探っていきます。
次に体の表面の観察を行います。症状の原因が身体のあちらこちらにあるツボに反応として現れるためです。
それによって得られた情報により鍼をうつツボを決めます。
この方の場合は、足首の数か所と肘の周りに鍼を行いました。
今一番つらい症状は何ですか?とのご質問には、「頭痛と不眠」とのことでした。 まずは局所施術でこの頭痛と不眠を解決していくことにしました。
鍼を首と肩に、背中とお腹に、頭にそれぞれうっていきます。 そして最後にお灸を足首と手首に数か所すえて終了です。
お灸をすえている途中に「頭痛が消えました。」とお喜びの声があり、鍼の良さを実感されたようでした。
2週目~8週目
週に2回のペースで鍼灸治療を行ってきました。 施術の結果は一進一退を繰り返しながら、徐々に良くなってきていました。
しかし、生理前後になると症状が悪化してしまっていました。そのため生理前症候群の施術も並行して行っていきました。
9週目~16週目
一番つらかった頭痛と不眠の症状も良くなり、頭痛はほとんどでなくなってきていました。また、体の冷えも徐々に良い方向へ進んでいました。
このころから週1回のペースに間隔を広げていきました。
17週目~24週目
このころになると仕事を休む回数も大幅に減りはじめました。
月に2回の鍼灸治療に切りかえてからも、自律神経のバランスはあまり乱れなくなってきており、症状もほとんどでなくなってきていました。
現在では、生理前のメンテナンスとして月1回鍼灸治療を継続されています。
鍼灸師より
今回のケースは24週、約半年で症状の解決を図れたケースです。 とてもまじめな性格の方で鍼灸治療計画にそって、きちんと通院され頑張られた結果だと思います。
今では仕事を休むことはほとんどなくなり、職場の方々との関係もとても良好とのことです。
今後も一人でも多くの方が笑顔に出会えるよう、お手伝いしていきたいと考えています。
鍼灸師 綿貫雄二
※こちらに記した症例は鍼灸治療が功を奏した一症例であり、その効果を保証するものではありません。。