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パニック症・不眠に悩む40代女性への鍼灸症例|福岡市東区で自律神経を整える専門院

福岡市東区にお住まいの40代女性、M.S様の症例をご紹介します。

当院にご相談いただいた当初、M.S様が最も深く悩まれていたのは、パニック症による突然の動悸、息苦しさ、そしてコントロールできない強い不安感でした。

特に夕方から夜寝る前にかけて症状が出やすく、「夜中に何度も目が覚めてしまい、また不安が襲ってくるのではないか」という恐怖で、心身ともに休まらない日々が続いていました。心療内科で処方された抗不安薬を服用していましたが、「このまま薬に頼り続けるのではなく、自分の力で眠れるようになりたい」「将来的に妊娠も希望しているので、根本から体質を変えていきたい」という切実な願いをお持ちでした。

また、メンタルの不調だけでなく、胃腸が弱く食欲がわかない、目の痙攣、慢性的な頭痛など、体中に様々な不調が現れていました。複数の病院(心療内科、胃腸科、脳神経外科など)を受診しても、対症療法が中心で根本的な解決の糸口が見えず、「ストレスをためやすい自分の性格も変えていきたい」と、すがるような思いで当院のホームページにたどり着かれました。



鍼灸師の見立てと施術計画


M.S様の状態を詳しく拝見すると、心と体のバランスが大きく乱れ、常に「神経が張り詰めた状態」にあることが分かりました。

現代医学的な視点では、自律神経のスイッチが「オン(交感神経)」のまま切り替わらなくなっている状態です。動悸や息切れ、不眠といった症状は、体が常に「戦うモード」や「逃げるモード」に入ってしまっているためのサインです。また、甘いものの摂り方や食事のタイミングによる血糖値の変動が、メンタルの不安感を助長している可能性も考えられました。

東洋医学的な視点では、「上熱下寒(じょうねつげかん)」という状態にありました。これは、エネルギーが上半身にのぼって渋滞し、逆に下半身がひどく冷えている状態です。胸のザワザワや頭痛、目の痙攣は「上の熱」が原因であり、足の冷えやしもやけは「下の冷え」が原因です。この上下の循環をスムーズにすることが、良くなるための鍵となります。

施術計画


まずは、過敏になっている神経を優しくなだめ、心身ともにリラックスできる時間を作ることから始めます。

初期(1ヶ月目): 神経の興奮を抑えるため、週に2回のペースで集中的に施術を行います。まずは「眠れるようになった」という実感を目標にします。

中期(2〜3ヶ月目): 症状の波が落ち着いてきたら、週に1回のペースへ移行します。ここでは、お薬を少しずつ減らしていけるような、疲れにくい体質作り(妊活に向けた土台作り)を並行します。

目安として、3ヶ月から半年ほどかけて、不調に振り回されない「自分自身の回復力」を取り戻していきます。



施術の経過


【施術1回目〜3回目:眠りの変化】 初回、上半身の熱を逃がし、足元を温める施術を丁寧に行ったところ、その日の夜は久しぶりにぐっすり眠れたとのこと。2回目、3回目と回数を重ねるごとに、「術後数日は安定して眠れる」という手応えを感じていただけるようになりました。長年続いていた動悸や、右目のピクピクとした痙攣も少しずつ落ち着き始めます。

【施術4回目〜8回目:新しい環境と葛藤】 この頃、新しいお仕事(パート)を始められました。環境の変化や、ご家族とのやり取りの中でストレスを感じ、再び不眠や不安感が強まる時期がありました。「また悪くなってしまった…」と落ち込むM.S様に、これは体が変化しようとしている証拠であることをお伝えし、今の気持ちをじっくりと聴く時間を大切にしました。あわせて、ご自宅でもリラックスできるよう自律訓練法のアドバイスも行いました。

【施術9回目〜15回目:回復力の高まり】 お仕事が忙しい時期でも、「以前ほど寝込むことがなくなった」「半分くらいは薬を使わずに眠れる週が出てきた」と、ご自身の回復力を実感されるようになりました。胃腸の不調も和らぎ、しっかり食べられる日が増えたことで、お顔の血色も良くなってきました。

その後、定期的なメンテナンスを継続することで、当初の目標であった「薬を飲まずに過ごせる日」が増え、心身ともに新しいステージへと進む準備が整っていきました。



自分の体をもう一度信じてみようと思えた 40代女性 福岡市東区


「パニック症と診断され、毎日が不安のどん底でした。特に夜が怖く、抗不安薬を飲んでも眠れない日が続いて、自分の体も心もボロボロだと感じていました。妊活も希望していましたが、『こんな状態で母親になれるのだろうか』と自分を責めてばかりいました。

そんな時、こちらで先生が私の話をじっくり聴いてくださり、『あなたは本当によく頑張っていますよ』と言っていただけた時、張り詰めていた糸が切れたように涙が溢れました。

施術は驚くほど優しく、受けているそばから体がポカポカして、心まで緩んでいくのが分かりました。通い始めて数回で、あんなに怖かった夜に自然と眠りにつけるようになった時の感動は忘れられません。今ではお薬の量も減り、前向きに毎日を過ごせています。自分の体をもう一度信じてみようと思えるようになりました。」

※このご感想はあくまで患者様個人のご感想であり、鍼灸施術の効果を保証するものではありません。



鍼灸師より一言


M.S様、当院を信頼して足を運んでくださり、本当にありがとうございました。 初めてお会いした時、不安でいっぱいの表情をされていたのが今でも心に残っています。パニック症や不眠という、目に見えない辛さと一人で戦い続けてこられたM.S様の強さと、それを支える繊細さは、決して「弱さ」ではありません。

東洋医学では、心と体は一つだと考えます。心が疲れた時は体がサインを出し、体が整えば心も自然と落ち着きを取り戻していきます。M.S様が涙を流しながらお話ししてくださったことで、体も少しずつ「もう頑張らなくていいんだ」と緩むことができたのだと思います。

今、同じように「夜が来るのが怖い」「自分ではどうにもできない不安に飲み込まれそう」と悩んでいる方へ。 あなたの心と体は、あなたを守るために精一杯頑張っているだけなのです。 決して一人で抱え込まないでください。元気だったあの頃の自分を取り戻す道のりを、私と一緒に歩んでいきましょう。

鍼灸師・綿貫雄二

所在地〒813-0013 福岡市東区香椎駅前3-5-19 諸岡ビル1F
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