院長ブログ

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【症例】慢性的な肩こりと心の焦燥感に寄り添う自律神経鍼灸

【患者様のお悩み】


常に何かに追われているような焦りと、重だるい身体。もう一度、心から笑える自分に戻りたい。

31歳のF・Wさんは、長年、自分でもコントロールできない心身の不調に悩まされていました。

一番お辛かったのは、慢性的な肩こりと頭痛です。首筋から背中にかけて、まるで重い石が乗っているかのようにズーンと固く、仕事中も家事の間も、その重みが離れることはありませんでした。頭痛はこめかみや後頭部でドクドクと脈打ち、一度出ると何も手につかなくなってしまうほど。

しかし、F・Wさんを最も苦しめていたのは、目に見えない心の切迫感でした。

「いつも何かに追われているような気がして、心がセカセカしてしまうんです」

そう語る彼女は、ちょっとしたことでイライラしてしまい、そんな自分に自己嫌悪を感じる日々。周囲に気を遣わせているのではないか、迷惑をかけているのではないかと、さらに自分を追い込んでしまっていました。

以前は舌のしびれや喉の違和感もありましたが、ここ2、3年は病院へ行っても根本的な解決には至らず、どこへ行けばこの苦しさから解放されるのかと、出口の見えない不安の中にいらっしゃいました。

 

F・Wさんの願い:

・イライラせず、穏やかな気持ちで周りの人と接したい。

・趣味のドライブや旅行を、痛みの不安なく心から楽しみたい。

・身体が軽い!と朝スッキリ目覚められる毎日を取り戻したい。

 

ただ痛みを抑えるだけでなく、この張り詰めた心を解きほぐしてくれるような、優しいケアを求めて、当院の門を叩かれました。




【鍼灸師の見立て】


F・Wさんのお話をじっくり伺い、お体の状態を詳しく拝見したところ、心と身体が常にエンジン全開で走り続けているような状態であることが分かりました。

 

1.身体からのサイン(東洋医学的な視点)

東洋医学では、健康を支える「気(エネルギー)・血(血液)・水(水分)」の流れを重視します。F・Wさんの場合、ストレスや忙しさによって気の流れが滞り、上半身に熱がこもってしまっていました。こめかみの頭痛やイライラ感は、いわば「のぼせ」のような状態です。一方で、足元には大切な血や水が巡らず、冷えやむくみとして現れていました。この上は熱く、下は冷たいというバランスの崩れが、精神的なセカセカ感や身体の重だるさを引き起こす原因となっていたのです。

2.自律神経の緊張(現代学的な視点)

身体を活動モードにする交感神経が過剰に働き、リラックスモードの副交感神経への切り替えがうまくできていない状態でした。首や肩の筋肉が常に緊張しているため、血管が圧迫され、慢性的な肩こりや頭痛を招いています。

 

今後の計画:

まずは、高ぶった神経を鎮め、全身の巡りを整えることから始めます。

・最初の1ヶ月(週1回ペース):

まずは、心身の緊張の糸をほどくことを優先します。非常に細い鍼(0.12mm)を使い、自律神経のバランスを優しく整え、まずは夜ぐっすり眠れる状態を目指します。


・3ヶ月目以降(2週間に1回から月1回):

お身体の状態が安定してきたら、間隔を空けていきます。その日の体調(PMSや気象病など)に合わせたメンテナンスを行い、不調が出にくい身体を一緒に作っていきます。



【施術の経過】

 

1.施術開始から1ヶ月:張り詰めた糸が緩み、久しぶりの深い眠りへ

最初の施術では、まず高ぶった神経を鎮めるために、手足のツボを優しく刺激し、全身の緊張をほどいていきました。初回後、F・Wさんは肩がスッと軽くなったと感じられ、強い眠気に包まれました。これは、常に戦闘モードだったお身体が、ようやくリラックスモードに切り替わり始めたサインです。数回の施術を重ねるうちに、あんなに頻繁だった頭痛が出る回数も減り、夜もぐっすり眠れる日が増えてきました。

 

2.2ヶ月から6ヶ月:不調に振り回されない心の余裕が生まれる

仕事での長距離運転や、旅行などのイベントで一時的に肩こりや頭痛がぶり返すこともありましたが、以前のようにずっとお辛い状態が続くことはなくなりました。F・Wさん自身も「そういえば、最近イライラして周りに当たることが減った気がします」と、心の変化を口にされるように。以前お悩みだった喉の違和感なども気にならなくなり、お顔の表情もどんどん柔らかくなっていくのが印象的でした。

 

3.1年以降から現在:自分自身をメンテナンスする、健やかな習慣へ

その後は、季節の変わり目や、PMS(月経前の不調)、日々の疲れを溜め込まないためのメンテナンスとして、定期的に通院されています。冷えやむくみ、ちょっとした気分の落ち込みなど、その時々の小さなサインを見逃さず整えることで、大きな不調に繋がらない良い状態を維持されています。今では、忙しい毎日の中でも、ご自身の心と身体を大切にしながら、穏やかに過ごされています。




言葉にできない不安を丸ごと受け止めてくれました。31歳 女性 福津市


身体の重みが取れるのと一緒に、トゲトゲしていた心まで丸くなっていくのを感じました。


●来院前はどのようなお悩みがありましたか?

肩こりと頭痛がひどく、いつも身体が鉛のように重い状態でした。それ以上に辛かったのが、常に何かに追われているような焦りです。些細なことでイライラして周りに当たってしまい、そんな自分に落ち込む毎日でした。病院へ行っても「自律神経の乱れですね」と言われるだけで、どうすれば良いか分からず一人で抱え込んでいました。


●当院の施術を受けてみていかがでしたか?

鍼は初めてで少し緊張していましたが、先生が使う鍼は驚くほど細く、痛みを感じることはありませんでした。むしろ、施術が始わると心地よい温かさに包まれて、気づくと深い眠りに落ちてしまうほどです。あんなにガチガチだった首や肩が、帰り道にはふんわりと軽くなっていることに毎回驚かされます。


●お身体の状態はどうなりましたか?

通い始めてから、あんなに頻繁だった頭痛をほとんど忘れるようになりました。何より嬉しいのは、心に余白ができたことです。以前のようにセカセカすることがなくなり、家族や友人とも穏やかな気持ちで過ごせるようになりました。今は、自分の身体と心をリセットするための大切な時間として通い続けています。


●同じように悩んでいる方へメッセージをお願いします

原因が分からないけれど、なんとなくずっと辛いという方にこそ、ぜひ相談してみてほしいです。綿貫先生は、ただ症状を見るだけでなく、こちらの言葉にできない不安まで丸ごと受け止めてくださいます。身体が良くなると、心までこんなに軽くなるんだということを、ぜひ体感していただきたいです。


※このご感想はあくまで患者様個人のご感想であり、鍼灸施術の効果を保証するものではありません。




【鍼灸師より一言】


F・Wさんが最初にお話ししてくださった「何かに追われているような感じがして、周りに迷惑をかけてしまう」という言葉。それは、F・Wさんの性格の問題ではなく、お身体が限界を伝えていた大切なサインでした。

身体が緊張し続けると、心にも余裕がなくなってしまうのは当然のことです。私は施術を通じて、単に肩こりや頭痛を和らげるだけでなく、F・Wさんの心がほっと休める場所を提供したいと考えていました。

毎回の施術で、お身体の変化だけでなく、その時々の心の動きも丁寧にお聴きしていくことで、少しずつ本来の穏やかな彼女が戻ってくるのを肌で感じることができました。今、笑顔で趣味の旅行のお話を聞けることが、何よりの喜びです。

そのイライラは性格のせいではなく、お身体からの大切なSOSなんです。

もし、あなたも一人で焦りや不安を抱えているのなら、一度その荷物を下ろしに来てください。あなたが元気だったあの頃の自分を取り戻せるよう、私が全力でサポートいたします。

鍼灸師・綿貫雄二

所在地〒813-0013 福岡市東区香椎駅前3-5-19 諸岡ビル1F
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