【症例】プレ更年期の不調(不安感・動悸)を薬に頼らず整えたワンオペ育児中40代女性|福岡市東区の鍼灸院あんどむ
【患者様のお悩み】
40代、E・Hさんの事例
福岡市にお住まいの41歳、デスクワークをされているE・Hさん。更年期特有の不調に加え、突然襲ってくる強い不安感、動悸、吐き気、下痢に悩まされていました。10代の頃からの偏頭痛もあり、体調が良い日の方が少なく、常に「またいつ気分が悪くなるか」という不安を抱えながら生活していらっしゃいました。
特に、育児休業から復職された時期と、ご主人の県外への単身赴任が重なったことで、生活環境が一変。慣れない仕事、通勤ストレス、そしてワンオペ育児という過酷な状況下で、心身の疲労はピークに達していました。症状が出ると、家事や育児といった日常のルーティンが全くできなくなることもあり、心療内科への受診も考えましたが、お薬への不安もあり躊躇されていました。
「以前のように、不安を感じずに元気に仕事や育児に取り組みたい」「友達と心から楽しい会話を楽しみたい」という強い願いを持っておられました。
当院へは、ご自宅から通いやすい場所にあること、そして自律神経や更年期の専門院であることをホームページでご覧になり、来院されました。YouTubeで不安に効くストレッチを試して効果を感じた経験から、鍼灸施術にも期待を寄せていらっしゃいました。痛い施術は苦手で、ご自身の心と体の状態に優しく寄り添ってくれるような施術を望んでいらっしゃいました。
【鍼灸師の見立て】
E・Hさんのお体を詳しく拝見したところ、長年の偏頭痛に加え、仕事や育児、ご主人の単身赴任といった環境の変化による「過度なストレス」が、自律神経のバランスを大きく乱している原因だと考えました。
体の状態をどう見ているか
現代の考え方でいうと、お休みモードの神経(副交感神経)と、活動モードの神経(交感神経)の切り替えがスムーズにいかなくなっている状態です。常に体が「戦闘モード」で緊張しているため、胃腸の動きが弱まり、吐き気や下痢、そして突然の不安感としてサインが出ていました。
東洋医学の視点では、体の中を巡る「エネルギー(気)」が滞り、さらに胃腸がエネルギー不足を起こしている状態と捉えます。エネルギーがスムーズに流れないと、胸がザワザワしたり、頭に血が上って偏頭痛が起きやすくなったりするのです。
これからの施術計画
まずは、乱れてしまった自律神経の波を穏やかに整え、お体の自然治癒力を引き出すことから始めます。
最初の1ヶ月(週に1回):体の緊張を解き、胃腸の働きを高めて、急な不安感や吐き気の回数を減らしていく期間です。
2ヶ月目〜3ヶ月目(2週に1回):良い状態を体に覚え込ませ、偏頭痛が起きにくい土台を作ります。
その後(月に1回):季節の変わり目や、お仕事が忙しい時期でも体調を崩しにくいよう、メンテナンスとしてお体を整えていきます。
一気に全てを良くしようとするのではなく、まずは今日一日を穏やかに過ごせる体を一段ずつ積み上げていく計画です。
【施術の経過】
施術開始〜1ヶ月:心と体の土台づくり
最初の頃は、施術を受けた後はスッキリするものの、週末にご主人が帰ってこられない不安や、お仕事の疲れから、再び不安感や吐き気の波がやってくることがありました。一進一退の時期でしたが、E・Hさんのお話をじっくり伺いながら、乱れた自律神経を整え、胃腸の働きを助ける優しい鍼(はり)とお灸を続けていきました。
施術から2ヶ月〜3ヶ月:少しずつ自信がついてきた時期
少しずつお体に変化が見え始めました。お仕事でお客様対応によるストレスがあり、一時的に胃が痛くなることがありましたが、ご友人に電話でお話しすることで、不調を引きずることなく気持ちの切り替えができました。「不調の波がきても、自分で乗り越えられる」という自信が少しずつ芽生えてきた時期です。
施術から半年:穏やかな日常を取り戻す
この頃には、生理中や風邪を引いた時などでも、以前のような激しい不安感や吐き気に襲われることはなくなりました。ご主人が不在の夜に少し不安が大きくなることはありましたが、大きく体調を崩すことはなく、お子様と一緒に好きな動画を見てリラックスして過ごせる日が増えてきました。
その後〜現在:念願の旅行へ!
季節の変わり目やお仕事の疲れが溜まったタイミングで、一時的に頭痛や不安感が出たこともありましたが、施術を行うことで早期に落ち着くようになりました。そして何より素晴らしい変化は、飛行機に乗ってご旅行に行けたことです!以前は外出することにも不安を抱えていらっしゃいましたが、今ではやりたいことを楽しめるまでに心も体も元気になられています。現在は、良い状態をキープするためのメンテナンスとして定期的に通っていただいています。
「不安でいっぱいだった毎日から抜け出し、念願の旅行にも行けました!」
(福岡市在住 / 41歳 / デスクワーク / E・H様)
10代の頃から頭痛持ちで、産後は気分の落ち込みや不安感に悩まされることがありました。今年の春に仕事へ復帰したのですが、同時に夫が県外へ単身赴任になったことで、体調がガクッと崩れてしまいました。
慣れない仕事やワンオペ育児の疲れからか、突然強い不安感に襲われたり、吐き気や下痢が続いたりするようになり、家事や育児のルーティンがこなせなくなる日もありました。「また気分が悪くなったらどうしよう」と常に不安で、心療内科へ行くことも考えましたが、お薬に頼る前に体に優しい方法で何とかしたいと思い、自律神経を専門とされているこちらに伺いました。
こちらの先生は、私のまとまらない話をじっくりと聞いてくださり、体だけでなく今の心の状態まで優しく受け止めてくださいました。お腹や脈をみて全身の調子を整えてくれるのですが、とても細い鍼と温かいお灸で、痛いどころか施術中は本当にホッとリラックスできます。
最初は不調の波がありましたが、通い続けるうちに少しずつ不安感が和らぎ、不調が出ても自分で気持ちを落ち着かせることができるようになりました。今では激しい頭痛や吐き気で寝込むこともなくなり、先日ついに、念願だった飛行機での旅行にも行くことができました!
あの辛い時に、こちらに相談して本当に良かったです。これからも元気な体をキープするためのメンテナンスとして、お世話になりたいと思っています。
※このご感想はあくまで患者様個人のご感想であり、鍼灸施術の効果を保証するものではありません。
【鍼灸師より一言】
E・Hさん、本当によく頑張られましたね。育休明けのお仕事への復帰と、ご主人の単身赴任という環境の大きな変化が重なり、お一人で家事や育児を抱え込み、ご自身の限界を超えて心も体も悲鳴を上げていたのだと思います。突然襲ってくる不安感や吐き気は、本当に辛く、心細かったですよね。
当院でお話を伺う中で、E・Hさんがご家族を想う優しいお気持ちと、一生懸命に日常を守ろうとされている責任感がひしひしと伝わってきました。だからこそ、少しでもそのお荷物を下ろすお手伝いができればと思い、毎回のお話にゆっくりと耳を傾け、心と体のこわばりを優しく解きほぐす施術を行ってきました。
「もう、一人で抱え込まなくて大丈夫ですよ。」
これは、私がE・Hさんをはじめ、同じように悩む患者様に一番お伝えしたい言葉です。当院は、がんばりすぎてしまった心と体がそっと羽を休め、本来の笑顔を取り戻すための安心できる居場所でありたいと願っています。
少しずつ笑顔が増え、「旅行に行けました!」と嬉しそうにご報告いただいた時のE・Hさんの表情は、私にとっても大きな喜びでした。これからも、E・Hさんがご家族と健やかで楽しい毎日を送れるよう、伴走者としてしっかりとサポートさせていただきます。
鍼灸師・綿貫雄二