PMSの頭痛 イライラ 気分の落ち込みへの鍼灸症例 32歳女性 会社員
患者様のお悩み
A子さんは福岡市博多区在住の32歳の女性で、会社員をしています。彼女のお悩みは、PMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)です。生理前になると頭痛やイライラ、気分の落ち込み、情緒不安定、肌荒れなどの症状が現れ、日常生活に支障をきたしています。
初回来院時のお身体の状態
西洋医学的な視点から見ると、A子さんの症状はホルモンバランスの乱れによるものと考えられます。また、彼女の自律神経も乱れている可能性があります。一方、東洋医学的な立場から見ると、A子さんの体内の気の流れが滞っており、気の巡りが悪くなっていると考えられます。
A子さんは婦人科にも受診し、薬が処方されましたが、完全な改善には至っていません。そこで彼女は、西洋医学とは異なるアプローチを試すために、鍼灸治療を受けることを決めました。
施術経過
1~4回目の施術
A子さんは初回の施術で、生理前の頭痛、イライラ、気分の落ち込み、情緒不安定、肌荒れなどの症状を訴えていました。鍼灸師はA子さんの症状を詳しくヒアリングし、ホルモンバランスの乱れと自律神経の乱れを整える施術を行いました。
A子さんには自宅でのお灸の方法を教え、次回までの間に実践するようアドバイスしました。
5~8回目の施術
A子さんは~4回目の施術時に、頭痛の頻度が減り、イライラや気分の落ち込みが軽減されているとのことでした。
鍼灸師は引き続き施術を行い、体内の気の流れを整えるための鍼を刺しました。
A子さんには自宅でのお灸の継続を促しました。
9~12回目の施術
A子さんはご自宅でのお灸も継続されてあるとのことでした。
彼女は頭痛やイライラ、気分の落ち込みが以前よりも改善され、肌荒れも軽減されていると感じています。
鍼灸師はA子さんの治療経過を総合的に評価し、体内の気の流れとホルモンバランスの調整が進んでいることを確認しました。
13回目〜16回目の施術(3ヶ月間)
A子さんは引き続き定期的に施術を受けました。
この頃になると、頭痛やイライラ、気分の落ち込みがさらに改善され、肌荒れもほとんど見られなくなりました。
A子さんの自律神経の乱れも整ってきており、生理前の症状が軽減されています。
6か月後の治療経過
A子さんは6か月間の治療を経て、明らかな症状の改善が見られます。
生理前の頭痛やイライラ、気分の落ち込みはほとんど現れず、肌荒れも改善されました。
自律神経のバランスも整い、彼女の日常生活への影響は軽減されています。
鍼灸師より一言
A子さん、おめでとうございます。6か月間の鍼灸治療を通じて、あなたの症状に明らかな改善が見られました。お灸と鍼灸の継続的な実践が、自律神経の調整やホルモンバランスの整えに効果を発揮しました。ご自宅でのお灸よく頑張られましたね。
これからも体と心のバランスを保つために、定期的な鍼灸治療をおすすめします。また、日常生活でストレスや生活リズムの乱れが起きないように気を付けることも大切です。
鍼灸師 綿貫雄二
※本症例は鍼灸治療が著効を奏した一症例であり、実際の鍼灸治療の効果や結果とは異なる場合があります。治療には個人差があり、効果や結果は個人によって異なります。