院長ブログ

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不妊鍼灸4ヶ月で自然妊娠に至った症例 福岡市 35歳 女性

患者様の訴え



不妊、手足・お腹の冷え、ストレス、首や肩の痛み

4年前にご結婚され挙児を希望されるも、なかなか授からないため、2年ほど前にご主人と共に不妊外来クリニックを受診して検査を受けられる。

ご夫婦ともに特に問題となる原因は見当たらなかった。

そのためタイミング法を数クール、人工授精を2回行うも陰性という残念な結果であった。

長らくの通院によってストレスを強く感じるようになり、首肩の痛みもひどくなってきている。

そのため一旦クリニックでの不妊治療を中止し、まずは冷えや首肩の痛みを解消して、妊娠しやすい身体づくりを目指したいとの想いで当院を受診されました。



鍼灸治療の経過


1回目

東洋医学では患者様のお身体を妊娠しやすい身体へと導いていくために、「気・血・水」の巡りを整えることを基本としています。

また、「肝臓・心臓・脾臓・肺臓・腎臓」それぞれの臓器の働きが強いか弱いかを見極め、弱ければ高めてあげ、強すぎれば沈めてあげ、各臓器がそれぞれの働きを正常に司れるように整えていくことを基本としています。

この患者様の場合、上半身がとても熱く頭に気が上り、瘀血(おけつ)といって血の流れの滞りがとても強い状態でした。それに反して下半身はとても冷たく、血行が悪い状態でした。

また、臓器では腎臓の働きが弱っているため東洋医学でいう「精」が弱っている状態でした。「精」は生命活動を司る重要な要素で不妊症の方にはよく見受けられます。

よって、この方の場合には、瘀血を解消し全身の血行を促進し、冷えを解消すること、腎臓の機能を高めて「精」を充実させることを妊娠しやすいお身体づくりの柱にすえお身体づくりを行っていくこととしました。



2回目~12回目

前述した方針のもと、週に1度の不妊鍼灸を2ヶ月間行っていきました。

クリニックでの不妊治療をお休みしたこと、鍼治療で定期的に首肩のこりをほぐしていったこともあり、肩の痛みはほとんど感じないまでになられました。

また、「鍼をした後は頭がスッキリとして、身体がポカポカになります。」「最近では1週間その状態が続くようになってきました。」とのご感想をいただきました。



13回目~19回目

ご自身の冷え体質が随分と変わってきたことにとても自信をもたれたご様子で、ご夫婦で相談されクリニックでのタイミング法を再開することに決められました。

そして、最初のクールで着床の陽性反応ととてもうれしいご報告をいただきました。

20回目~23回目
不妊不育鍼灸は妊娠12週まではその有効性が認められていますので、着床後は2週に1度鍼灸治療を継続して行っていきました。

12週以降はマタニティ鍼灸として便秘、腰痛、体調維持管理のため適時通院をされておられます。





鍼灸師より


私が鍼灸治療の症例を皆さま患者様に向けて書いているのは、諦めないでほしいという想いからです。

鍼灸治療、その名前は知っているけれど、怖さもあってかなかなかその内容や何に効くのか?どんなことをするのか?皆さんご存じありません。

病院で原因不明と言われたら「病気じゃなくてよかった。」とほっとするのもつかの間、「じゃあ何がいけないの?」と不安に陥り、ストレスを身体にため込み、自分の身体を責め続けます。

そんな方へ、「もっと他にも選択肢があるんだよ、諦める前に試してごらん、笑顔が見つかるかもしれませんよ。」そんな想いで症例を書いています。

今回の症例は患者様の想い、お身体の状態、タイミング、すべてが鍼灸という東洋医学に見事に綺麗にはまった症例です。

うれしくてつい症例にしましたが、すべてがこんなにうまくはいきません。むしろ紆余曲折、3歩進んで2歩下がることの方が多いかもしれません。

それでも日々、患者様と同じ目標に向かって鍼を刺しています。

今これを読んでおられるあなたが、患者様の病気だけをみるのではなく、患者様を丸ごと全体的に捉えて病気の治療にあたる東洋医学が必要になった時には、いつでもご連絡ください。
鍼灸師 綿貫雄二

※この症例は鍼灸治療が著効を奏した一症例でありその効果を保証するものではありません。

所在地〒813-0013 福岡市東区香椎駅前3-5-19 諸岡ビル1F
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