院長ブログ

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胃腸痛と冷えを伴う生理不順の症例 30代女性

「鍼灸治療1回で生理が再開することは、そんなに珍しいことではありません。大事なことはその後の継続性と何のために?が重要であると考えています。」



患者様の訴え


生理が来ない、胃腸が弱い、冷えがある

半年前から生理が来なくなってしまった。
今までたまに遅れることがあったけれど、こんなに長く止まることはなかった。
2か月前に産婦人科で診てもらったが特に異常はなかった。薬をもらったので初めのうちは飲んでいたが、もともと胃腸が弱い体質なので、薬を飲むと体調が悪くなるので薬を飲むのは途中で止めた。
小さいころからよく下痢をしていて過敏性腸症候群と診断されたこともある。
手足の冷えも最近特に気になるようになった。





鍼灸治療


    ◇カウンセリング
初回では、まず患者様がどのような不調を抱えておられ、どのようなお悩みをお持ちなのかを詳しく知る必要があります。
そのため当院では鍼灸治療の前にカウンセリングを行い、患者様のお悩みに関わる背景を探りながら、患者様のお悩み解決に向けて一番良い方策を患者様と共に見つけていきます。

お話をお伺いしていくと、この方の場合にはただ生理不順を解消したいのではなく、「第2子が欲しい」そのために生理不順を解消し、胃腸や冷えに負けない妊娠しやすいお身体づくりをしていきたいとの思いであることがわかりました。

また以前胃腸のお薬を大量に飲んでいた頃、ある病院で「そんなに薬を飲むと、赤ちゃんが産めなくなるよ」と言われショックを受けたご経験から、薬に対する恐怖心と、身体に優しい鍼灸治療を希望されてあることがわかりました。



    ◇1回目
鍼灸治療では患者様のお身体の状態を手首の脈の打ち方、お腹の張りや凹凸、ツボを押したときの反応などで知ることができます。

東洋医学では患者様の不調だけを治療することは行いません。
まず全身の「気・血・水」の流れを整え、身体の寒熱を整えます。そうすることにより、患者様の自己免疫力(自己回復力)、身体が治ろうとする自然治癒力を高めることができます。

今回の患者様は、頭からおへそまでに熱がこもっている状態、それに比して、おへそから足先までがとても冷えている状態、とてもアンバランスな状態でした。

また、身体の血液の巡りが悪く、特に頭の方に滞っている状態(=東洋医学ではお血と呼びます)でした。

それらを踏まえ、手首と足首にあるツボ6ヵ所に鍼を刺し、約15分留めておきます。
その後、頭、背中、お腹などにハリを刺します。今度は刺してクルクルと回してすぐに抜く、刺してクルクルと回してすぐに抜くを繰り返していきます。

ここまでで約30分ほど。患者様にお加減を聞くと「なんだか頭がスッキリしてきました」とのご感想でした。再度、お身体の状態を確認すると、頭やみぞおちにとどまっていた熱が散っていました。

最後に、パッチ型鍼シールを足首に貼付して鍼灸治療が終わりました。

※パッチ型鍼シールとは、直径9mmほどの丸い絆創膏に0.6mmほどの鍼がついており、それを貼付しておくことにより持続的に鍼の効果を与えることができるものです。



    ◇2回目
前回鍼灸治療の翌日に生理が再開したとのご報告がありました。

ご本人はとても驚かれておられましたが、とくに珍しいことではありません。大事なことは生理の再開ではなく、生理周期の継続性であり、患者様が何のために生理があってほしいのか?ということであると考えています。

生理期間は約6日間、経血量も以前と変わりないとのことで、今後は以前の28日生理周期を維持していけるお身体へと整えていくことが必要です。



    ◇3回目~9回目
週に1度の鍼灸治療を続け、再開後2度目の生理が29日目に、3度目の生理も29日目にきました。



    ◇10回目~
生理についてはひとまず一安心といつところでしょうか。
10回目より2週に一度のペースで鍼灸治療を続け胃腸の不調や、冷えの解消に向け定期的にお身体づくりを行っていくこととなりました。



最後に


東洋医学では患者様のお身体を全体として捉えることを特長としています。ですので、病院では「異常なし」と言われた患者様に対しても鍼灸治療を行うことができます。今回のケースではまさしく東洋医学の特長が功を奏したと言えます。
産婦人科では、科学的な最新の医学機器を駆使し、患者様の子宮や卵巣の検査、血液の検査、ホルモン値の検査などが行われます。
それにより「異常なし」ということは大事に至らなかったということでとても良いことであると思います。
そこで患者様が抱かられるご不安が「では、なぜ?」であろうかと思います。
そのようなご不安や疑問にお応えできる医学、それが漢方や鍼灸などの東洋医学ではないでしょうか。
ひとつひとつの数値や機能異常だけに着目するのではなく、全体的、全身的にお身体の「気(自律神経、女性ホルモン)・血(血液循環)・水(水分やリンパの循環)」を整えて自己免疫力や自然治癒力を高めていくことで、あなたの不調やお悩み解消にお役に立てるかもしれません。

鍼灸院あんどむ
鍼灸師 綿貫雄二

※これらは鍼灸治療の一症例や個人の感想であり、その効果を保証するものではありません。

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